サイズが合わない着物はどう活かす?仕立て直しとリメイクの選び方

若い頃に仕立てた着物やお母様、おばあ様から譲り受けた着物を収納したままになっていませんか?「好みやサイズが変わったから」「着物を着る機会がないから」などの理由で大切な着物が眠ったままになっているのはとても残念です。今回は、収納したままの着物を活用する方法を紹介します。

まずは着物の状態をチェック

まずは着物全体の状態をチェックしてみましょう。チェックする項目は次の通りです。

・シミや汚れはないか

・ほつれや劣化している部分はないか

・カビや虫食いなどのダメージはないか

・自分のサイズに合っているか

シミや汚れが小さい、目立たない位置にあるなどの場合はクリーニングをして着用することができます。汚れが広範囲にわたっていると、クリーニングをしても完全に落としきれない場合もあります。判断できない場合は着物専門のクリーニング店や呉服店に相談してみましょう。

サイズが合わない着物を活かす方法

思い入れのある着物はできるだけ手元に残しておきたいもの。そんなときはリメイクやサイズ直しで再活用しましょう。

思い出とともに小物にリメイク

サイズ直しができない、ダメージが大きく仕立て直しが難しい場合は、小物にリメイクする方法がおすすめです。傘やバッグ、ポーチなど日常で使える小物にリメイクできます。お持ちの着物とコーディネートしたくなるバッグや和装小物にリメイクするのもおしゃれですね。好きな柄や思い出の着物は、クッションカバーやファブリックパネルなどインテリア小物として楽しむのもいいでしょう。

着物として活かすなら仕立て直し

まだ着物として活躍させたいという場合は仕立て直しも検討してみましょう。着物の裏が変色したり黄ばんでいたりしているときは、胴裏や八掛を取り替えて仕立て直すときれいな状態で着ることができます。薄い色の着物は濃い色に染め直すことも可能です。色の好みや似合う色が変化したときは染め直しも視野に入れてみるといいでしょう。

サイズが合わないときには自分の寸法に合わせて仕立て直しましょう。元のサイズより小さいサイズに寸法を直す場合は、縫い目や「きせ」の折り目が気にならずきれいに直すことができます。生地の幅にもよりますが、多少のサイズ出しをすることも可能。ただ、生地の状態によっては、元のサイズの折り目が気になる場合もあります。「筋消し」をしてきれいになることも多いので、まずは相談してみましょう。希少な織物など良質な着物は、仕立て直してまた長く愛用できるといいですね。

サイズが合わない着物はプロに相談を

着物の状態をチェックして、メンテナンスや仕立て直しなどを決めるのは難しそう。そんなときは着物のプロに相談するのが安心です。大切な思い出の着物の行く末は、はやのやに相談してみませんか。はやのやでは着物のリメイクや仕立て直し、サイズ直しなど最適な活用法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。

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