どうする?実家の着物問題!クリーニングやリフォームの判断ポイントをプロが解説
実家に眠っている着物をどう扱うべきかと悩む方は少なくありません。思い出の詰まった着物を手放すべきか、残すべきか。残すとしたらどのように手入れすればいいのか。今回は着物のプロが実家に残された着物をどう扱うか、クリーニングやリフォームの判断基準について詳しく解説します。

まずは確認!実家の着物をチェックするポイント
着物をどう扱うかを決める前に、まずは状態をしっかり確認しましょう。生地が弱っていないか、カビやシミがないかなどがチェックするポイントです。変色している部分はないかも確認しておきます。
また、今後着用するかどうかを判断するために、身丈や裄、身巾などの寸法をチェックしておくことも大切です。サイズによっては仕立て直しが必要になる場合があります。
クリーニング?リフォーム?判断するポイント
着物の状態によって、適切な対処方法が異なります。表面的な汚れやカビ、においが気になる程度なら専門店のクリーニングで対応できます。全体的に汚れが目立つ、くすんでいるという場合は「洗い張り」がおすすめです。洗い張りは、着物を一度解いて反物の状態に戻してから洗います。サイズが合わない着物は、洗い張りをして仕立て直すときれいに仕上がります。破れていたり裂けていたりダメージが大きい場合は着物として再生するのは難しいでしょう。その場合は小物にリメイクするという選択肢もあります。
リメイクで思い出を残す
着物として着用することが難しくても、大切な思い出まで手放す必要はありません。バッグやポーチ、財布などの小物にリメイクすると、思い出を身近に感じられるようになります。着物の種類によっては日傘やインテリア小物など、さまざまなリメイクの方法があります。帯をテーブルランナーやファブリックパネルにするのもおすすめです。
着物を処分する前に、はやのやに相談を
実家に眠っている着物は、状態によって最適な対処方法が異なります。「この着物はどうしたらいい?」と迷ったら、まずははやのやにご相談ください。
はやのやでは、プロの目で着物の状態を的確に判断し、クリーニング、洗い張り、仕立て直し、リメイクなどそれぞれの着物に最適な方法をご提案いたします。大切な思い出の着物を処分してしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

