着物は気温で選ぶ!春の柄とコーデの新常識

もっと着物を楽しみたいが、衣替えや柄の季節などルールが気になって一歩踏み出すことができないという声をよく聞きます。近年、普段のお出かけの着物選びはルールにとらわれず、自由で柔軟なファッションへと変化しています。今回は気温を基準にした着物の選び方、春から初夏のコーディネートをご紹介します。

今どきは気温に合わせて着物を選ぶ

着物はかつて衣替えの時期を厳格に決められていました。6月1日から単衣、10月1日には袷、盛夏には絽や紗などを着るというルールがあったのです。しかし、現代では気候の変化により、そのルールがそぐわなくなってきました。そのため最近は気温や体感に合わせた柔軟な選び方に変化しています。決まりよりも体調を優先し、快適な着物ライフを送りたいという考えが広まっています。

気温別でわかる着物の選び方とコーディネート

春から初夏にかけては気温が日によって大きく異なります。朝晩は肌寒くても日中は汗ばむような気温になることも。気温を目安に着物を選びながら、色や小物で工夫するといいでしょう。

気温20度前後

袷でも単衣でも対応できる、迷いやすい気温です。午前中や夕方からのお出かけは袷、日中の外出は単衣など、時間帯に合わせて選ぶのもいいでしょう。春夏用のインナーや薄手の羽織やショールなどで調節すると快適に過ごせます。

気温23度以上

23度を超えると暑さを感じ始めるため単衣の着物が活躍します。季節のルールよりも心地良さを優先しましょう。通気性のよい素材や軽やかな帯を選ぶと快適に美しく過ごせます。

気温25度以上

25度を超える日は、そろそろ薄物を着たいところですが、早い時期から透け感のある夏着物は躊躇するという人も多いでしょう。透けにくい素材や爽やかな色の着物に、涼しげな帯や小物を合わせると気温が高い日でも無理なく着物を楽しむことができます。

春の柄は先取りしすぎないのが新常識

季節の柄は先取りするのが基本と言われていました。現在ではそのルールもゆるやかになっています。例えば、桜の柄は花が咲く前に着るのが粋とされていましたが、現在は満開の時期に着て楽しむという人も増えています。

季節の花柄は、その花が咲き誇る時期に着ても自然で洗練された印象になります。また、桜や梅は着物の代表的な柄として、一年を通して着ることもできます。季節の柄にとらわれず、自由に柄を選べるようになると、着物を着る機会も増えます。

迷ったときはプロに相談を

気温や季節、TPOなど、着物選びには迷うことも多いでしょう。そんなときは経験豊富な着物のプロに相談するのがおすすめです。はやのやでは、その時期の気温や着用シーンに合わせて、最適なコーディネートをご提案いたします。自分では気づかなかった組み合わせ、より快適に着こなす工夫を知ることができます。春から初夏のお出かけにはプロのコーディネートの着物を楽しんでみませんか。